新型コロナの影に隠れてしまい、国民からも忘れ去られようとしている「津久井やまゆり園」での大量殺人。
植松聖という人間がなぜ殺人鬼になったのか?
採用し、一度は仕事ぶりを評価して非常勤から常勤職員にした「かながわ共同会」はどのような関わりを生んできたのか?
植松死刑囚も「津久井やまゆり園」で働かなければ、こんな事件は起こさなかったのではないか?
どのような利用者やその家族と接し、どのような上司や同僚と関わり、どのような研修を受け、働くなかでどのような過程を経てあの大量殺人に至ったのか?
単に再発防止という観点だけでなく、差別とどう闘うべきかを考える意味でも、上記の点を丁寧に検証するべきだったのではないか。
半年ほど前に児童への強制性交で「愛名やまゆり園」の元園長の高橋英行容疑者が逮捕されている。
「津久井やまゆり園」でも「愛名やまゆり園」でも虐待報道が出ている。25人規模となると…組織の解体を進め、透明性を上げていく、そのくらいの行政努力は黒岩知事にも頑張っていただきたい。
「かながわ共同会」というものの闇を暴き、膿を出さないといけないのではないか。
コロナの影で戦後最大規模の大量殺人事件が忘れ去られていく、本当にそれで良いのだろうか?