前回の記事で取り上げた馬が朝日杯、有馬記念と結果を出してくれて、その点は何よりでした。
しかし、今年もなかなか難しい一年だったように思います。
60回目、そしてゴールドシップの引退レースということで有馬記念は例年以上に盛り上がっていました。
そんな中で勝利したのは8番人気のゴールドアクターでした。
派手さはない馬ですが、位置取りから仕掛けどころにいたるまで完璧に走って見せた姿には本物の強さを感じました。
メンバー構成の中でどのようなレースをすれば勝てるのか、考えて作戦が生まれる。
そしてそれを遂行し勝利する。
それができる、レベルの高い勝ち馬だったとおもいます。
レースのレベルはタイムで決まるものではない。
末脚のインパクトだけが全てではない。
人馬の総合力の大切さをゴールドアクターと吉田隼人騎手に教えていただきました。
そして、一年を振り返ると、GⅠでは最も予想外だったのはチャンピオンズカップでしょうかね。
まさか牝馬が勝つとは…。
先入観は時として目を曇らせる、ということでしょうか?
一番面白かったのはジャパンカップでした。
ラブリーディ、ラストインパクトを最後の最後で差したショウナンパンドラ、本格化しましたね。
右回りの方がというイメージの馬でしたし、馬群の中で上手く立ち回ってこその、器用さが武器の馬だと思っていたのですが、完全に鬼脚が覚醒しましたね。
今年一番の衝撃はやはりモーリスでしょう。
今年は6戦全勝、香港マイルも制しアジアのマイル王となりましたね。
後方からでも好位からでも勝てる展開に左右されない強さには安定感がありましたね。
スクリーンヒーロー産駒、今年はモーリスとゴールドアクターで10戦全勝(GⅠを4勝)ですから、ブレイクしましたね。
来年、連勝はどこで止まるのか?
そして、来月5日には金杯ですね。
2016年最初の重賞。
ラブリーディのような活躍馬の登場はあるのか?
新年早々荒れる必要は無いでしょう、ということでヤマカツエースに注目しています。
2015年は重賞2勝、大きく化けてほしい。
来年はもっともっと読んでいただいた方々が有効活用できる内容を目指していきたいと思います。