映画鑑賞記とBASS釣りと馬とetc.

見たDVDを記録しておいたり、読んだ本を忘れないようにしたり、釣りネタや競走馬の事等を書いています。その他の趣味の話にも触れています。お暇がありましたらどうぞ。

読書

ゼロの迎撃

『ゼロの迎撃』 東京のど真ん中が戦場、という設定に違和感を覚えない素晴らしい構成力のパニック小説。 有事に際し、自衛隊は政治家はどのように闘いに挑むのか? テロとは戦争とは、そんな事を考えさせられる名作だった。 やはり安生正の小説は面白い。 現…

回収率を上げる競馬脳の作り方

『回収率を上げる競馬脳の作り方』 自分よりも若い競馬予想家のTAROさんの本です。 動画で拝見することはあったのですが、まとまった内容の本は初めて読みました。 書かれていることは非常に実践が難しく、参考にするのも難しい内容です。 ただ、競馬が難し…

感染領域

『感染領域』 本のタイトルでコロナウイルスとは関係ない。 くろきすがや著のこのミス優秀賞作品である。 しかし、内容はトマトでウイルス感染が拡大していくというもので、ある種のホラー的な怖さがあった。 もしかしたら、こんなシナリオで地球上から生物…

神子上典膳

『神子上典膳』 月村了衛の時代小説であり、剣豪小説なのだが、これがミステリーとしても面白い。 戦国末期の剣豪事情を知らなくても楽しめる。 かなり闘う場面が多いのだが、どこか情に響く作品であった。 逃亡劇が好きな人にもオススメ。

小太郎の左腕

『小太郎の左腕』 戦国時代のスナイパーの話なのだが、これが非常に分かりやすい。 和田竜と言う作家は、時代小説を非常に共感しやすく書く。 登場人物はいかにも戦国時代のサムライ的なのだが、入っていきやすい。 闘うものの美しさが際立っていた。

『伏 贋作・里見八犬伝』 桜庭一樹が書いた時代小説なのですが、不思議な趣の作品で、登場人物達の心情は現代人と通じる部分が多いのですね。 犬の血を持った異形の者たちと、猟師との交流が、狩るものと狩られるものの対比で描かれています。 アニメ化とい…

AI崩壊

『AI崩壊』浜口倫太郎著・講談社文庫 今年の1月に公開された入江監督のパニック映画のノベライズ版ですが、読んでみました。 大沢たかお主演の映画の方も見ようとは思っていたのですが、なんとなくこっちが先になりました。 未来を予見しているような作品で…

イノセント・デイズ

『イノセント・デイズ』 久しぶりに強烈というか、刺激的な小説だった。 面白かったのではなく、純粋に凄かった。 死刑囚の生きてきた道程を描くなかで、人間は何を思い、どう願うのか、問いかけてくる。 心に残る作品だが、それだけに、映像化された竹内結…

白虹

『白虹』 PHPから出版された大倉崇裕の山岳ミステリー。 元警察官の若者が山で人助けをし、それがきっかけで事件に巻き込まれる。 読みやすいのだが、山岳小説のテイストは薄め。 でも、山に魅力を感じる作品でしたね。

恋牡丹

『恋牡丹』 鮎川哲也賞の最終候補作ということで、創元推理文庫です。 戸田義長という作者が、江戸時代末期の戸田家の物語を紡いでいます。 連作なのですが、結構面白く読めました。 時代劇が好きでしたら是非。

冬芽の人

『冬芽の人』 冬のうちに読みたいと思っていて、読破しました。 大沢在昌の小説ですが、ハードボイルド的な味付けは薄めですね。 静かに謎に迫っていくヒロインが印象的でした。 東北になら…そんなリアリティがありました。

侍の翼

『侍の翼』 好村兼一という作家の小説なのですが、時代の閉塞感と共に生きた侍の姿に感動させられる作品ですね。 こういうものの良さがなんとなくわかる、そんな歳になってしまったことを実感しました(笑)。 しかし、いつまでも若くいたいものですね。

フィロミナの詩がきこえる

『フィロミナの詩がきこえる』 ぶどう社から出ている本で、中澤夫妻が著者になります。 福祉とはなにか、というよりも、どう生きるかを示している。 こんな風には生きられないな、と思うけれど、なんだか羨ましくなります。

七姫幻想

『七姫幻想』 森谷明子という鮎川哲也賞作家の作品ですが、ミステリー色はそれほどでもなく、普通に読める小説です。 女性視点で物語が進行します。 正直、わかりにくい所はありましたが、魅力も多い作品でしたね。 時代小説が好きな方にもオススメですね。

最後の証人

柚月裕子という作家の『最後の証人』という小説が、予想以上に良かった。 このミス大賞を受賞した前作も読んでいたのですが、個人的にはこちらの方が響きました。 宝島社文庫は時々らしくない傑作を出してきますね(笑)。 今年は読書時間が減っていましたが、…

火天の城

『火天の城』 文春文庫の小説をついに読破。 山本兼一の作品は面白い。 安土城は皆名前は知っていても、謎が多い、でもだから面白い。 しかし、小説は人と人や人と自然の関係が描かれています。 映画とは少しテイストが違いました。

生存者ゼロ

『生存者ゼロ』という安生正著の小説が面白かった。 宝島社文庫は個性的で面白い作品を出す。 民主党の惨劇や東日本大震災を思い出す面もあったが、細菌と闘うという設定がなによりいい。 パニック小説が好きな人にはオススメです。 民主党か~その残党の反…

SOSの猿

とりあえず、『SOSの猿』を読破しました。 傑作?迷作? 設定は面白く、西遊記のネタも楽しめましたが、なんか違う(笑)。

ブルキナ・ファソの夜

櫻沢順という作家の『ブルキナ・ファソの夜』という作品を読んだのですが、予想以上に良かった。 角川ホラー文庫の作品で、もう10年以上も前に日本ホラー小説大賞の佳作だったのですが、今でも十分に楽しめますね。 それにしても、読書ペースが上がらない。 …

光媒の花

道尾秀介という作家の小説が時々読みたくなります。 何故でしょうかね。 『光媒の花』という連作を読んだのですが、これも良かったな。 空気感が好きなんでしょうね。 明るすぎず、暗すぎない。 風媒花、個人的に好きなんですけれどもね…(笑)。

戦国幻想曲

『戦国幻想曲』という池波正太郎作品を読破! 渡辺勘兵衛という戦国武将の不器用な生きざまが爽快です。 こういう生き方ができないから、羨ましいのですが。 槍で生きる時代が終わっても変われない。 そんなところが良いのでしょう。

探偵伯爵と僕

講談社ノベルスの『探偵伯爵と僕』というやつを読破しました。 子供向けに書かれた作品なので、なんとも言えない部分もありますが、それなりに楽しめました。 しかし、読書も含めて、全てに調子がでない。 暑すぎますね。 久しぶりに猛暑を感じています。

「実走着差」実践編

競馬ネタというか読書ネタというか、 「実走着差」実践編 吉冨隆安という予想屋の本を読破。 これがひじょうに面白かった。 考え方が違うと視点も変わってくる。 果たしてこの本との出会いが結果につながるか? 七夕賞で勝負です(笑)。

呪眼連鎖

『呪眼連鎖』というホラーサスペンスを読破しました。 もう10年位昔の作品です。 しかし、テーマがテーマだからか、古さを感じさせない。 明治時代の暗黒史も描かれている、ある意味新鮮な作品でした。 機会があれば、他の林修司作品を探してみたいと思いま…

今日よりよい明日はない

『今日よりよい明日はない』 タイトルのイメージとは少し異なる内容でしたが、読破しました。 玉村豊男著の集英社新書です。 中高年向けの本ですが、この本の内容のように生きられれば、楽しいでしょうね。 そう簡単ではないのですが…。

霧隠れ雲隠れ

若い頃に好きだった三田誠広という作家の時代小説を見つけたので読んでみた。 『霧隠れ雲隠れ』(廣済堂文庫) マイナーな小説なので、読んだことがある人は少数だろうし、今でも入手可能かはわからないが、面白かった。 忍者とか、真田十勇士とか、真田幸村と…

ブルータスの心臓

『ブルータスの心臓』という東野圭吾作品を読破しました。 もう30年近く前に書かれた小説ですが、今でも楽しめるものでした。 今も昔も動機は変わらない。 人間は進歩に限界がある。 そんな事を感じました。 隣国でも変化を拒むのか、独裁化が進んでいますね…。

角川ホラー文庫

先日、実家に帰ったら部屋から角川ホラー文庫が出てきた。 久しぶりにホラー小説を読むのも良いかな、と持ち帰ってきたが、ホラーブームてもう20年近く前になるのですね(笑)。 月日のたつのは速い。

嗤うエース

『嗤うエース』(本城雅人・講談社文庫)という小説を読破。 これが予想以上に面白い作品で、野球賭博をテーマにした小説というよりも、無口な野球の天才とその周囲の人々の人間ドラマが軸というものでした。 向き合うこととは何か、考えさせられますね。 し…

ラガド 煉獄の教室

『ラガド 煉獄の教室』(両角長彦・光文社文庫) 読破しましたが、どこかモヤモヤ感が残りましたね…。 教室での惨劇の真相を暴こうとするのだが、どんどん話がややこしくなり、それがうまく収束しない感じでした。 しかし、終盤までドンドンと引っ張っていく作…